DomainKingからCoreServerへサーバーを移転しました!

update 最終更新日:2023年4月20日 at 3:02 PM

以下のニュースの記事で既報しておりますが、本Webサイト用にお借りしているレンタルサーバーの「ドメインキング」ですが、レンタル料金が何と5倍(100円→500円)に値上がりしたので、契約満了を機にサーバーの移転を決意しました。

📌 CORESERVERへのサーバー移転が完了

移転先のレンタルサーバーは、初期費用が無料で契約でき低料金ながら高機能なサービスを提供している事で知られている老舗の「コアサーバー」です。
プランは、「CORE-MINI」(一年契約で月額198円)を選択しました。
コアサーバーのサーバー・スペックは、2017年10月に実施された大規模リニューアルにより、最新のシステムが導入されています。
全サーバーに、最新CPU(最大28コア)、大容量メモリー(最大384GB)、高速ピュアSSD(RAID)が搭載された事で、より高速化と安定稼働が可能になっています。

WordPressの動作に必須となるMySQLとPHPの構成は、MySQL5.7、PHP7.1(5.3/5.4/5.5/5.6/7.0/7.2/7.3も選択可)+ FastCGI + OPcache + APCu となっており、高速な動作が期待されます。
さらには、SSH接続IP許可、cronジョブ登録、WordPressログイン制限(海外からWordPressの管理画面へのログインを制限)、.htpasswd生成、CMS(WordPress 5.2/Movable Type 5.2/XOOPS X)のインストール等のツール/セキュリティ関連の機能に加えて、Perl、Ruby、Python 2/3、C/C++と云ったプログラミング言語のサポート、マルチドメインや無料SSLにも対応しており、至れり尽くせりで、玄人好みの高速・高機能なレンタルサーバーと云って良いでしょう。
敢えて難点を挙げるならば、そもそも自力で問題解決ができる方向け、即ち上級者向けのサービスにつき、サポートはあまり期待できない事でしょうか。

二日間かけて、色々弄った結果、やっとサーバーの移転と構築を終える事が出来てほっとしました。
移転作業は、DBのバックアップとリストア、WordPress本体のインストール(半自動方式なので、DBは自身で構築)とプラグンの複写、メールサーバー、DNSサーバーの設定など、色々とめんどうなので、もうやりたくないです。今後、コアサーバーが同様な値上げをしない事を祈ります!

なお、ドメインはレジストラであるネットオウルの「スタードメイン」で管理していますので、そこでDNS情報の書き換えを行うのですが、コアーサーバー側でもDNSサーバーの設定を行う必要があります。実際は、CORESERVER、value-server、XREAを統括する「value-domain」のコントロールパネルでドメインのDNS設定を行う必要があります。

また、コアサーバー上でも、ドメイン設定とサイト設定を行う事になるのですが、domain.comとwww.domain.comを別サイトとして登録しそれぞれの設定(ドキュメントルートへの同期設定、SSL、PHP設定等)をする必要があるので、慣れるまではちょっと戸惑うかもしれません。

コアサーバーのプラン「CORE-MINI」ですが、上位プランと同様、転送量が無制限であり、通常の運用では特に不便は感じないものの、ある程度運用させた結果、若干の問題がある事が解りました。
コアサーバーの仕様によると、CORE-MINIの許容負荷率が125%、CORE-Aが250%、CORE-Bが1000%、CORE-Cが4000%となっており、CORE-MINIに関しては、CPUの使用率が大分制限されているようです。
PHPの設定において、”max_execution_time=600″(かなり余裕の値)に設定されているのですが、プラグイン「WP-DB Backup」のようなサーバーに負荷がかかるような処理を行うと偶に”500 Internal Server Error”が発生することを確認しています。
これまで運用していたDomainKingではこのような事は無かったので注意が必要かもしれません。
もし、コアサーバーでCPUに負荷を掛けるようなサイトを運用されるのなら、上位プランを選択される事をお勧めします。

2019.06.09 追記
内部サーバーエラーは、メモリー不足が起因する場合もあるので、念のため、wp-config.phpにおいて、以下のように設定しました。

define('WP_MEMORY_LIMIT', '512M');	// 一般ページのメモリサイズ
define('WP_MAX_MEMORY_LIMIT', '1024M');	// 管理画面のメモリサイズ

なお、fast-cgi-binの中で設定されたphp.ini(php71.ini)のメモリー上限設定は、”memory_limit = 1280M”に設定されています。

因みに、コアサーバーでは、PHP7.3+FastCGI(モジュール版)も選択可能ですが、現在、インストールされている一部のプラグイン(「Crayon Syntax Highlighter」など)が非対応のため、残念ながらPHP7.3の選択は断念しています。

今後、このWebサイトのSSL化を予定していますが、相当量のcgiプログラム(perl)の修正やWordPressテーマプログラムのソーシャルボタン関連のスクリプト修正、更にはDB内の当該URL変更作業も発生するため、それなりの工数が掛かりそうなので、また暇な時に取り組みたいと思っております。

2020.01.26 更新
SEOの影響を考慮した結果、コアサーバーのサイト設定において、senris.comのドメインを転送設定から、www.senris.comからの同期設定に変更しました。

2020.04.05 更新
以下の通り、WordPress5.4、PHP7.3へのアップグレードが完了しました。


以下の通り、本サイトのSSL化が完了しました。


2020.04.23 追記
以下の記事の通り、コアサーバーのPHP7.3のパッケージには、PHPの拡張クラス「xmlreader」ならびに、画像操作ライブラリ「Image::Magick」などの拡張モジュールが一切インストールされていない事が判明しました。
よって、それらの拡張機能を使用する場合、コアサアーバーの環境では、PHP7.1での運用が前提となります。

🔗 HPB20のFacebook「いいね!ボタン」の旧スクリプト修正/WP&PHPのアップグレードで動かなくなったプラグインへの対処(Native Emoji, RSS Image Feed)

2020.05.03 追記
コアサーバーのPHP7.1の標準設定では、画像処理ライブラリ「ImageMagick」が無効化されています。
そのため、Jetpackのサイトヘルスを実行すると、「1つ以上の推奨モジュールが存在しません」という警告画面が表示されます。これは、ImageMagickをPHPから呼び出すモジュールimagickがインストールされていない事を意味します。
この問題への対処方法は、php.iniに定義を加える事で解決します。

詳しくは、以下の記事に加筆しました。


2021.02.20 追記
コアサーバーでは、現在、新プラン(V2)がリリースされています。
旧来のプラン(V1)では、PHP拡張モジュールへのサポートがPHPのバージョン7.1までしか提供されていないため、新たに契約される方は、V2への契約をお勧めします。
V2ではPHP 7.4が正式サポートされています。
V1の CORE-MINI をご検討されている方へは、V2の CORE-X をお勧めします。V1のCORE-MINIのCPU許容負荷率125%に対し、V2のCORE-Xは、300%であるため、快適な利用ができます。
CORE-MINIだと、CPUへの負荷が大きく制限されているため、ブラウザから「500 Internal Server Error」が頻発します。*ご参考 ⇒ HTTP500サーバーエラーのメッセージを変更
当方は、Webに余計なお金を掛けたくないので、今のところCORE-MINIを使い続ける予定ですが…


2021.06.22 追記
以下の記事の通り、コアサーバー(V1)にPHP拡張モジュール「xmlreader」をインストールし、PHPのバージョンを7.4へ上げました。
なお、以下の記事では、コアサーバーにおいては、セキュリティ制御の影響で、Jetpackの機能の一部が利用できない事象についても言及しています。

2023.04.20 追記
以下の記事にも記載しておりますが、ドメイン senris.com は、コアサーバーを管理するレジストラ「Value Domain」 へ移管しています。

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