通信カラオケの赤外線ワイヤレスマイクをBMB(WM-100)から第一興商DAM(TDM-700)への交換方法を解説【備忘録】

この記事は、去年の12月に実施した新宿二丁目ポップコーンに設置された第一興商の通信カラオケ「LIVEDAM STADIUM」に接続されたワイヤレスマイクの交換作業についての備忘録です。

ひなママによると、ポップコーンのカラオケ機器は買い取りのため、カラオケ屋のメンテナンスが入っていないとの事。恐らく、以前の持ち主がリース満了で機材を買い取りしたのではないかと思われます。
そのため、カラオケ機器に問題が発生した場合は、今のところ出来る範囲内で私がメンテナンスをしている状況です。

今回は、第一興商の通信カラオケ(DAM-XG7000)に接続されたBMB製の4本のマイクのうち、2本のマイク(BMBのワイヤレスマイクレシーバー1台に対応)に不具合が発生したため、マイクを交換する事にしました。
ちなみに、BMBは旧・日光堂のブランドですが、今は株式会社エクシング(JOYSOUND、UGAを運営)に統合されています。
今回、不具合が起きたマイクは、耐久性が悪く、マイク感度も芳しくないため、造りがしっかりした第一興商のマイクへ交換する事にしました。

以降、その交換作業について、順に説明します。

1. カラオケ用マイクの選定

通信カラオケ用のマイクの方式を大きく分けると、有線マイク、電波式ワイヤレスマイク(700MHz/800MHz*/900MHz)、赤外線ワイヤレスマイク(2MHz~6MHz)がありますが、現在の主流は赤外線方式となっております。

*電波法の改正により、B帯(806~810MHz)の周波数帯を使用したワイヤレスマイク(DAM Cyberpro Model-800Proシリーズなど)は、2022年12月1日から使用できなくなります。

電波式は電波が遠くまで届き過ぎるため、混線のトラブルが多発し、最近ではカラオケ屋さんが採用を控えるようになったらしいです。

よって、上の画像のとおり、第一興商の赤外線ワイヤレスマイクセットをヤフオクから入手しました。マイク2本とレシバーのセットでこの価格(16,800円)は格安かと思います。恐らく、これら全てを新品で揃えると、60,000円くらいにはなるかと思います。
セット内容を表にまとめると以下のとおりです。

型番摘要
TDR-4000ワイヤレスマイクレシーバー
TDM-700A/B赤外線マイク
TDC-330マイク用充電器
TDS-N10外部受光ユニット&接続コード


2. ワイヤレスマイクレシーバーの交換

上の写真は、上から順番にDAMのワイヤレスマイクレシーバー(交換前はBMBのワイヤレスマイクレシーバー)、BMBのワイヤレスマイクレシーバー、TOSHIBAのBlu-rayプレイヤー、DAMカラオケアンプです。その下の棚にカラオケ本体が鎮座しています。
そこで、以下の写真のとおり、カラオケ本体と周辺機器を裏返し、通信カラオケ本体とマイクとの接続状態を確認しました。

接続されたケーブルを辿ったところ、2台のBMBのワイヤレスマイクレシーバーは、RCAの2分配アダプターで一本のRCAケーブルに集約され、カラオケ本体(DAM-XG7000)のワイヤレスマイク入力端子に刺さっている事が確認できました。
しかし、このような繋ぎ方はノイズが乗って、あまり良くは無さそうです。
以下の写真のとおり、本体には、もう2台分のマイク入力の端子が余っています。

ワイヤレスマイクレシーバーの裏側にある出力レベルのセレクターをラインからマイクに切り換えれば、分配アダプターは必要なさそうですが、今更ケーブルを繋ぎ変えるのも面倒なので、現状の接続方法に従い、1台のBMBのワイヤレスマイクレシーバーをDAMのワイヤレスマイクレシーバー(TDR-4000)に交換しました。

3. 外部受光ユニットの交換

今回購入した赤外線ワイヤレスマイクセットには、外部受光ユニットが一つしか同梱されていなかったため、BMBの受光ユニット(WS-100)をDAMの受光ユニット(TDS-N10)に1台だけ交換しました。
ワイヤレスマイクレシーバーは、BMB、DAMとも2台の受光ユニットを専用の接続ケーブルを用いて、センサー入力端子へ接続できますが、実際のところ、あまり広くない店舗なら、1台だけの接続でも運用上は特に問題はないと思います。

4. チャンネル設定

この節は、一番重要な設定となります。
電波方式、赤外線方式とも、ワイヤレスマイクレシーバーを2台以上で運用する場合は、電波の干渉を避けるため、チャンネル設定が必要となります。
上の写真は、既存のマイクBMB WM-100ですが、今回新たに設置したDAMのマイクシステムの周波数帯との競合を避けるため、チャンネル設定を確認、または変更する必要があります。
実は、今回購入した第一興商の赤外線ワイヤレスマイクTDM-700は、2MHz帯の周波数(2.06MHz/2.56MHz)を使用しており、その周波数は固定となっております。
よって、BMBのワイヤレスマイクレシーバー(WT-1000)とマイク(WM-100)のロータリーSWで周波数を設定する必要があります。
ちなみに、設定するチャンネルと周波数の対応を以下の表にまとめます。

チャンネル使用周波数表(WT-1000)

チャンネル周波数
14.55 MHz
24.95 MHz
34.25 MHz
44.75 MHz
54.10 MHz
64.40 MHz
72.06 MHz
82.56 MHz

DAMのマイクシステムが2MHz帯を使用しているため、上の表からチャンネル7、8は設定できない事になります。
よって、以下の写真のとおり、BMBのマイクAを4(4.75MHz)、マイクBを6(4.40MHz)に設定しました。
マイク(WM-100)のチャンネル設定は、グリップカバーを反時計回りに外し、ロータリーSWで設定します。

ワイヤレスマイクレシーバー(WT-1000)については、以下の写真のとおり筐体の裏側にあるロータリーSWで設定できます。

5. マイクのテストとゲイン調整

最後の仕上げとして、マイク用充電器(TDC-330)に電源ケーブルを接続し、2本の赤外線マイク(TDM-700A/B)をマウントします。
充電中は、赤のイルミネーションで、充電が完了したら緑のイルミネーションに色が変わります。
この後、マイクの音量をテストします。

先ず、DAMとBMBのワイヤレスマイクレシーバーの受信感度セレクターを以下のように「高」へ統一し設定します。また、マイク音声出力端子から本体のマイク入力(ラインレベル)端子へ接続されているため、出力レベルのセレクターを「ライン」に設定します。

今回のケースでは、異なるメーカのマイクシステムを併用したため、ゲインが異なることが予想されます。
ゲイン調整は、マイナスドラーバーが1本あれば誰でもできます。

以下の写真のとおり、DAMのワイヤレスマイクレシーバー(TDR-4000)ならびに、BMBのワイヤレスマイクレシーバー(WT-1000)とも筐体の前面部分にマイク音量A/Bのゲイン調整用の穴があるので、そこにドラーバーを差し込み、時計回りが+、反時計回りが-で調整します。

DAMのマイクとBMBのマイクの音量が合えば、本作業の完了です。😀

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