WordPressマルチリンガルサイトの推奨プラグインを全解説!

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去年の暮れにサーバーを移転して以来、今年の初頭より、約2ヶ月の開発期間を設け、空いた時間に、WordPressのプラグインであるTransPoshをベースとしたマルチリンガルサイトとして、このサイトの構築を日々行ってきました。

今回の開発では、WordPressのUIの改善とシステム管理に力点を置いています。
未だ若干の不満が残っていますが、一応、今月末をもって開発完了とし、今後はコンテンツの拡充に努めたいと思います。

開発完了報告として、このサイトで導入したWordPressの推奨プラグインの全てを写真付きの解説で、時系列で以下に纏めます。

[ 2015年の2月16日までに追加した機能 ]

1. UI関連
(1) カレンダー表示
営業日と休日、イベント開催日を表示するカレンダーをサイドバーに設置しました。
プラグイン「Biz Calendar」の導入で実現しています。
Biz Calendarは、日本のプラグインです。 非常にシンプルで使い易いです。
私は、PHPで書かれたこのプラグインのCSS定義を修正する事で、カレンダーの外観をカスタマイズしました。

 

(2) マルチリンガルのサポート
当サイトを多言語で表示させるためのプラグイン「Transposh」を導入しました。
サイドバーから、表示言語を切り換えることが出来ます。
自動翻訳エンジン関しては、初期設定でGoogleかBingを選べます。本サイトでは、Googleに設定されています。 *
その自動翻訳の精度は、使えるレベルではありませんが、Transposhの導入で、サイトのマルチリンガル化をスマートに実現出来ます。
このプラグインは、手軽には使えますが、日本語の年月日などにおかしな変換が発生しますので、公式なマルチリンガルサイトには使えないと思います。
なお、Transposhのプラグイン設定「Settings」タブの中の「General Settings」で「Rewrite URLs」のチェックを入れてはいけないようです。このパーマリンク設定にした場合、デフォルトの言語以外のページ内の外部サイトへのリンクが正常に機能しなくなります。

* 5月8日追記: 現在、Googleの自動翻訳が機能しないため、一時的にBingに設定しました。
* 6月5日追記: Transposh「バージョン 0.9.7.0」のリリースで Googleの翻訳機能が復活しています。
* 2016年9月10日追記: 現在このプラグインは正常動作しないため推奨できません。最も推奨されるプラグインは、Polylangです。⇒ WordPressプラグインPolylangによるクラブフェリスWebサイトの多言語化

 

(3) コンタクトフォームの設置
Googleの「No CAPTCHA reCAPTCHA」に対応するコンタクトフォームです。
プラグイン「Contact Form 7」、「Really Simple CAPTCHA」、「WordPress ReCaptcha Integration」の導入で実現しています。

 

(4) ゲストブックの設置
Googleの「reCAPTCHA」に対応するゲストブックです。
プラグイン「DMSGuestbook」の導入で実現しています。

 

(5) サイトマップ
Topメニューに「サイトマップ」のメニューを追加しました。
プラグイン「PS Auto Sitemap」の導入で実現しています。

 

2. SPAM対策
(1) Akismet
WordPressに標準で搭載されたSPAM対策用のプラグインです。
このプラグインにより、大概のSPAM投稿が捕捉されます。

 

(2) Google No CAPTCHA reCAPTCHA
「No CAPTCHA reCAPTCHA」は、Googleが開発した人間かロボットかを判別する最新のAPIであり、SAPM投稿を元から排除するためのメカニズムです。
これは、Akismetで捕捉しきれないSAPM投稿や、SPAMロボットからの投稿なのか、人間の投稿なのかを判断するのが困難な投稿に対し、抑止効果を発揮します。
プラグイン「Google Captcha (reCAPTCHA) by BestWebSoft」の導入で実現しています。 ※

No CAPTCHA reCAPTCHA (Google Chrome)

No CAPTCHA reCAPTCHA (Google Chrome)

※10月13日 追記
このプラグインは、色々と問題が生じたため、現在、代わりのプラグイン「WordPress ReCaptcha Integration」を使用しています。
*WordPress Forums › Support » Reviews ⇒ Doesn’t work in login form

 

3. 統計情報

(1) NewStatPress
サイドバーのサイト統計情報をプラグイン「NewStatPress」を使って表示させています。 統計情報の詳細は、サイト管理者の管理画面から見る事が出来ます。
なお、NewStatPressのData Purgeの設定において、「Never」以外を指定すると、集計開始から指定された期限に達した時点で全ての統計情報が削除され、再度、集計開始の状態となってしまいますので、十分ご注意下さい。
私はこの設定で一度失敗していますから。 (笑) *

* 5月8日 追記: その後、NewStatPressの最新バージョンで、Data Purgeの設定を一ヶ月に設定し、DBをクリアしたところ、一ヶ月間のデータを残し、カウンタ値も保存されました。 カウンター値が0になる現象は、単なるバグだったようです。 orz
👉 Look at [resolved] access number automatically reset everyday (4 posts)

* 7月30日 追記
Data Purgeの設定で、「Never」以外の値を指定した場合、カウンタ値は、その期間のデータのみが集計されます。
よって、総合カウンタは保存されませんので、ご注意下さい。
因みに、私はNewStatPressのDBの肥大化を防ぐため、集計期間を3ヶ月に設定し、総合カウンタの集計については、NewStatPressのカウンタ値を使用せずに、Perlのプログラムの集計値を使用するようにしました。
カウンタ管理に関しては、こちらの関連記事もご覧下さい。👉 ガラケー対応とシステムの改修

 

(2) Jetpack
プラグイン「Jetpack by WordPress.com」のWordPress.com 統計情報より、シンプルなサイト統計情報を管理画面から見る事が出来ます。
Jetpackの利用で、ブログを WordPress.com アカウントと連携させ、各種の便利な機能を利用できます。

※10月14日 追記
私は、「サイト統計情報」、「シングルサインオン」、「グラバターホバーカード」 、「パブリサイズ共有」、「Protect」、「購読」 、「モニター」の機能を使用しています。
なお、「Photon」を有効にすると、プラグイン「EasyFancyBox 」が無効となるため、「Photon」は無効にしています。

 

[ 2015年の2月17日 ~ 2月26日までに追加した機能 ]

1. UI関連
(1) WordPressブログにページングナビゲーションを追加
ブログが複数ページになった際、指定ページへ直接ジャンプする機能を追加しています。 プラグイン「WP-PageNavi」ならびに「Wp Pagenavi Style」の導入とWordPressのPHPプログラムの改修で実現しています。
合計で9本のWordPressのPHPプログラムを修正しました。

以下のPHPコードで置換しました。

 

(2) WordPressブログにTopページへのスクロールバックボタンを追加
ページが長くなっても、ページの先頭へ早く戻れるようにするため、スクロールバックボタンをフローティング表示するようにしました。 プラグイン「WPFront Scroll Top」の導入で実現しています。

 

(3) サイドバーに本日の人気記事タブを追加
現在読まれている人気ページとカテゴリー、アイキャッチ画像が1日毎にランキング表示されます。 プラグイン「WordPress Popular Posts」の導入で実現しています。

 

(4) コンテンツの保護
完全ではありませんが、右クリックからのイメージ画像の保存を抑制します。
プラグイン「Content Copy Protection & Prevent Image Save」の導入で実現しています。

 

(5) 言語切換ランチャーの追加
Topページ、BBS、Linksのページから外部サイトへリンクする際に、Transposhのインタフェースに沿って、カレント言語での自動切換が出来るようにしました。
PerlのCGIプログラム「launcher.cgi」の新規開発で実現しています。 但し、インタフェースはマルチリンガルですが、飛び先は今のところバイリンガル表示(日本語、英語)となります。
なお、言語切換ランチャーに5秒のタイムラグを設定しています。その意味は、ブラウザの「戻る」ボタンを押す猶予を利用者に与えるためです。

 

(6) 外部CGIプログラムの改修
言語切換ランチャーに対応するため、Perlで書かれた画像掲示板のCGIプログラム「joyful.cgi⇒joyfulx.cgi, etc.,」を改修しました。 数本のプログラムの修正とマルチリンガル用のテンプレートファイル(html)を追加しています。

joyfulx.cgi

joyfulx.cgi

* 5月29日 追記
現在、このプログラムのソースはここで公開しています。 👉 Joyful Note X のソースを公開

 

2. システム管理
(1) XML sitemapの自動生成と検索エンジンへの自動通知
プラグイン「Google XML Sitemaps」の導入で実現しています。
Google, Yahoo, Bing ならびに Ask.com への自動登録が可能です。

Google XML Sitemaps

Google XML Sitemaps

 

(2) サムネイル画像の自動登録
投稿ページ、ならびにカスタム投稿ページに対し、自動的にサムネイル画像が登録出来ます。投稿時は、アイキャッチ画像も自動設定されるので、大変便利です。
プラグイン「Auto Post Thumbnail」の導入で実現しています。

Auto Post Thumbnail

Auto Post Thumbnail

 

(3) データベースのオプティマイズ
古いリビジョンのデータを一括で削除し、DBをスリム化します。
プラグイン「Optimize Database after Deleting Revisions」の導入で実現します。

Optimize Database after Deleting Revisions

Optimize Database after Deleting Revisions

 

(4) プラグインの負荷状況の調査
インストールされたプラグインのパフォーマンスを測定し、システムに過度な負荷を掛けているプラグインが無いかどうかを調べます。 プラグイン「P3 (Plugin Performance Profiler)」の導入で実現します。

P3-Plugin Performance Profiler

P3-Plugin Performance Profiler

 

(5) WordPressのバックアップ
データベースやプラグインを含め、Wordpress全体のシステムをバックアップします。
プラグイン「BackWPup」の導入で実現します。
なお、プラグイン「WP Super Cache」が動作している場合は、バックアップの前にその動作を一時的に停止させ、キャッシュをクリアしてからバックアップを行う事を推奨します。

BackWPup

BackWPup

 

(6) WordPress Importer
BackWPupがあるので、通常は必要ないとは思いますが、とりあえず、WordPressでエクスポートしたデータを読み込めます。 軽く、DBを復旧したい時には、便利かもしれません。

WordPress Importer

WordPress Importer

 

[ その後、更に追加した機能 ]

(1) TinyMCE Advanced
WordPressのビジュアルエディターに編集ボタンを追加する事で、編集機能を強化するプラグイン「TinyMCE Advanced」を追加しました。

 

(2) WP Super Cache
WordPressの表示を高速化すためのプラグイン「WP Super Cache」を追加しました。
なお、このようなキャッシュ系のプラグインは、使用法を誤ると何かのタイミングでDBが壊れるかもしれないので、自分でDBを復旧出来ない方は使わない方が良いと思います。
因みに、このプラグインを有効にすると、WordPress Popular Postsが正しく動作しなくなります。
その対策ですが、WordPress Popular Postsの「Tools」タグにおいて、「Ajaxify widget」を有効にする事で解決します。

 

参考のため、本サイトにおけるWP Super Cacheの設定内容を以下に示します。
トラブルを避けるためにも、特に詳細設定では、「既知のユーザー向けにはページをキャッシュしない(推奨)」のチェックを入れるべきかと思います。

P.S.
WordPressのキャッシュの概念については、こちらの記事に詳しく書かれていますので、ご参照下さい。 ⇒ WordPressキャッシュ系プラグインの比較とサイトに適した選び方

 

(3) WP Widget Cache
ウィジェットをキャッシュする事で、サイドバーの表示を高速化するためのプラグイン「WP Widget Cache」を追加しました。
このプラグインは、ウィジェットのキャッシュ制御にも使えます。
「WP Widget Cache」は、「WP Super Cache」との併用が可能です。
このプラグインの追加で、全てのウィジェットに「WP Widget Cache」の設定タグが追加されます。

WP Widget Cache - Settings

WP Widget Cache – Settings

* 5月18日 追記
バイリンガルサイトでのメリットが無いため、現在、このプラグインは使用していません。

 

(4) Easy FancyBox
サムネイル画像を別ウィンドウに拡大表示させるための便利なプラグイン「Easy FancyBox」を追加しました。

* 9月17日 追記
なお、Jetpackの「Photon」を有効にすると、本機能が無効になってしまいますので、ご注意下さい。

 

(5) RSS Image Feed
WordPressのRSSフィードにアイキャッチ画像を追加するプラグイン「RSS Image Feed」を追加しました。

 

(6) Custom More Link Complete
記事中のMoreタグ「続きを読む」の文言の変更(“さらに”⇒“続きを読む…”)とリンク先URLを統一するためのプラグイン「Custom More Link Complete」を追加しました。

Custom More Links Complete - Settings

Custom More Links Complete – Settings

 

リンクパターンの設定では、以下のような設定で良いかと思います。

または

(このサイトの設定)

 

(7) WordPress Related Posts
記事の下に関連記事が表示できるようにするプラグイン「WordPress Related Posts」を追加しました。

*2017年7月13日 更新
「WordPress Related Posts」は、PHPのバージョンが5.3以下だとプラグインの更新でエラー(Parse error: syntax error…)が発生するため、現在、プラグイン「Contextual Related Posts」で代用しています。

 

(8) WordPress SEO by Yoast
SEO対策の設定をまとめて管理できるプラグイン「WordPress SEO by Yoast」を追加しました。
このプラグインには、ソーシャル機能が用意されており、FacebookのOpenGraphとTwitter cardのmeta dataをhead内に挿入することができます。 「いいね!」ボタンなどを設置している場合には便利かと思います。
なお、RSSフィードに指定した文言も挿入でき、RSSフィード内のコピーライト表記などにも利用できます。

 

(9) PuSHPress
WordPressへの記事投稿時において、PubSubHubbub(PuSH)のサポートにより、Googleの検索エンジンへ瞬時にインデックスさせることができるプラグイン「PuSHPress」を追加しました。
このプラグインを利用することで、パクリサイトから先に検索エンジンにインデックスされるのを防ぐ効果があります。

PuSHPress

PuSHPress

 

(10) Tag Widget
タグをウィジェットでリストやドロップダウン表示できるプラグイン「Tag Widget」を追加しました。

* 5月21日 追記
現在、このプラグインを停止し、代わりに記事中にタグクラウドを表示するためのプラグイン「TagCloudShortCode」を使用しています。

 

(11) Crayon Syntax Highlighter
記事の中でソースコードを綺麗に表示できるプラグイン「Crayon Syntax Highlighter」を追加しました。

 

(12) Acunetix WP Security
脆弱性をスキャンし、それに対するセキュリティ対策ができるプラグイン「Acunetix WP Security」を追加しました。

Acunetix WP Security - Live Traffic

Acunetix WP Security – Live Traffic

 

(13) Broken Link Checker
サーバーの移転作業の過程で動的リンクを貼った箇所でリンク切れが数件発生しました。 これは、WordPressの仕様によるものと思われます。
WordPressには、このリンク切れを素早くチェックするための良いプラグイン「Broken Link Checker」が用意されています。
(* 5月18日 追記)

 

[ プラグインへの補足説明 on March 15 ]

上記プラグインの中で、「Acunetix WP Security」は、サーバーのパフォーマンスを極端に低下させます。
このサイトも含めて、特にワンコインサーバーのような脆弱なサーバーでの常時運用は避けた方が良いと思います。
以下に、その証拠として、「P3 – Performance Profiler」の診断結果を示します。
なお、「Transposh」はやむを得ないとして、「WordPress SEO」もサーバーの負荷が大きいようです。
何でも詰め込むのではなく、本当に必要なものなのかどうかを、良く検討されるべきかと思います。

 

3. 削除または停止中のプラグイン
(1) Simple Local Avatars
WordPressのGravatarに登録しなくてもアバターが投稿内に表示されるので便利なんですが、逆にGravatarに登録してもGravatarのアバターが表示されなくなるので、使うのを止めました。 (停止中)

(2) Custom Permalinks
WordPress特有のパーマリンク末尾の枝番問題の解消には便利なプラグインなんですが、パーマリンク設定にした場合、Transposhとの相性が悪く使えません。 Custom Permalinksが有効な状態で、Transposhの言語切換を行うと、Transposhとの連動に失敗し、リンク切れが発生します。 (削除)

(3) Global Translator
使ってみましたが、TransposhのUIの方がスマートだったので、使うのを止めました。 (削除)

 

4. その他
沢山のプラグインを入れたお陰で、ワードプレスのダッシュボードに以下のPHPのエラーが発生しました。
Fatal error: Out of memory …

原因は、PHPのメモリ不足です。これを放置すると、最悪、ログインも出来なくなる事もありますので、早急に手を打つ必要があります。
この場合、WordPressの設定を記述するファイル「wp-config.php」内の先頭に、以下の定義を加える事で解決します。

ついでにですが、DBの肥大化を防ぐため、その下の行に私は以下の定義も加えています。

 

– 以上です –

 

分からない事が多く、大変でしたが、まぁ、色々と勉強になりました。

今回の開発で培ったWordPressサイト開発の詳細については、別途、ブログで纏めるかもしれません。
最後までお読み頂き、どうもありがとうございましたぁ。 (*^O^*)

P.S. また英訳するのが大変です! orz

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